第24回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉士学会愛媛大会(日本社会福祉士会、県社会福祉士会主催)が2日、松山市道後町2丁目のひめぎんホールで始まり、前厚生労働事務次官の村木厚子氏が「共に生きる社会を創(つく)る」と題し講演した。
 村木氏は、子どもの貧困や虐待、いじめなどが頻発する今の日本を「社会福祉が負けている」状況だと指摘。縦割り行政を廃し、地域資源も活用しながら制度を整える要は社会福祉士だと述べ「子や孫が安心して暮らせる社会を一緒につくっていきましょう」と呼び掛けた。
 大会には県内外の社会福祉士ら約1000人が参加。3日まで、「『生きる』を支える」をテーマに社会福祉士への期待や可能性について考える。